写真・図版
手放しで馬に乗って駆け抜ける介添奉行=2024年9月16日午後1時44分、盛岡市、三浦英之撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 【岩手】「よういたりや~」。盛岡市の盛岡八幡宮の例大祭が16日に開かれ、馬上から矢を放つ伝統の流鏑馬(やぶさめ)が披露された。晴れ上がった秋空の下、矢が三つの的に当たる度に、詰めかけた市民からは大きな拍手と歓声が上がった。

 盛岡八幡宮の流鏑馬の源流は、南部家によって鎌倉時代に伝えられたとされる。

 特徴の一つが「介添(かいぞえ)奉行」だ。馬上から矢を放った射手の後ろから、手放しで馬に乗った介添奉行が、日の丸の扇をかざしながら追走し、「よういたりや~」と射手を褒めたたえる。

 見ていた仙台市青葉区の幼稚園児、豊原盛太郎さん(6)は「思っていたよりずっと速くてびっくり。大きくなったら馬に乗ってみたい」と話した。(三浦英之)

共有