落語家の桂文枝=2024年4月18日、大阪市中央区、岩本修弥撮影
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 「目標は500作」。傘寿を迎えても新しいネタに挑戦する落語家の桂文枝(80)が、誕生日前日の7月15日、大阪・難波千日前の「なんばグランド花月」で独演会を開く。しばらく封印していた「十八番のネタ」を解禁する。創作落語に打ち込む大ベテランは記者会見で、その思いを語った。

 「若い頃と比べて、しゃべり方も変わってきた。人を傷つけない、ハートフルな落語を作っていきたい」。4月18日に開かれた会見。文枝は「今までで一番稽古をしている」と笑顔を見せ、充実した日々を送っていると近況を明かした。

 1カ月前から始めたというウォーキングは、1日5千歩が目標。これまで1人で入ったことのなかった「カフェ」にも行くようになったとか。「コメダ珈琲(コーヒー)でよく稽古をする。あそこは長くいても、怒られないので」と笑いを誘った。

 ただ、1人ゆえに寂しさを感じる時もある。

 2021年1月に妻の真由美…

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