写真・図版
東海道新幹線の最新型車両「N700S」=JR東海提供

 東海道・山陽新幹線を走る「のぞみ」の自由席について、JR東海と西日本は3日、2025年春に3両から2両に減らすと発表した。のぞみの自由席が通期で見直されるのは初めて。指定席を増やし、利用者の着席ニーズに応えるという。

 自由席車両1~3号車の計250席のうち、3号車85席を指定席に変更する。これにより、1列車全約1320席のうち9割近くが座席指定できるようになる。

 のぞみは1992年のデビュー時は全車指定席だったが、2003年にのぞみ主体のダイヤに切り替わったのに合わせて自由席を設定。それ以来、指定席と自由席の設定号車は基本的に変わっていなかった。昨年末からは年末年始、ゴールデンウィーク、お盆のピーク時に限って全車指定席で運行されている。

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