小説家の津村記久子さん

 「あなたの一票が社会を変えます」と言われても、「どうせ何も変わらない」と感じている人はいませんか?

 自分の選挙区の候補者の顔ぶれを見て、「入れたい人がいない」とため息をついている人はいませんか?

 小説家の津村記久子さんが、政治を信用していなくても、選びたい候補者がいなくても、それでも選挙に行く意味を話してくれました。

政治を信じていなくてもーー

 「どうせ何も変わらない」。投票に行かない有権者のそんな思いをよく聞きます。最近は裏金問題などで「政治不信」が広がり、諦念(ていねん)が大きくなっているかもしれません。

 私も政治を信用したことなんて一度もありません。でも必ず投票に行きます。

鼻をつまんで投票

 かつては一票に「世の中をも…

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