放送開始から45周年を迎えた「おはよう朝日です」の出演者ら=ABCテレビ提供
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 朝日放送テレビ(ABCテレビ、大阪市福島区)の朝の情報番組「おはよう朝日です」(関西ローカル、午前5時~午後8時)が今年、放送開始から45周年を迎えた。ニュース番組ながら、子どもから大人まで楽しめる番組構成で、関西の人にとってはおなじみの長寿番組。そんな「おは朝」が、子どもたちのために月に1回ほどの「学び体験教室」を始めた。その狙いとは……。

 「夕焼けの次の日は晴れってホント? それともウソ?」

 5月下旬。ABCテレビの食堂で開かれた「お天気教室」で、おは朝のお天気キャスター正木明さん(63)と同局の澤田有也佳アナウンサー(30)が、子どもたちに質問を投げかけた。参加したのは親子約100人。「なんか晴れてた気がするかも」「多分ウソやー」など、元気いっぱいに答えた。

 学び体験教室が始まったのは、昨年1月ごろ。1979年4月から始まった長寿番組だからこそ「次の世代にも番組をつないでいきたい」と、小学生の夏休みの自由研究のような「新しい学びのきっかけ作り」をめざし、体験教室を始めたという。

 特徴は、番組に出演しているタレントやアナウンサーらおは朝メンバーが、直接子どもたちに教えてくれることだ。元プロ野球選手がボールの投げ方を教えてくれたり、アナウンサーが会話のコツを教えてくれたり。普段テレビで見る「あこがれの人」が教えてくれるからこそ、教室に参加する子どもたちの集中力が高まっているという。

 この日のお天気教室では、昨…

共有