
「うわっ、見逃した!」
実況の日吉辰哉プロと解説席に座った仲林圭(パイレーツ)の叫びがそろう。
卓上では、オーラスでラス目のサクラナイツ・渋川難波がアガリ牌(はい)に「ロン」の声をかけず、淡々とツモっていた。
全9チームが争うMリーグ。3月末までのレギュラーシーズンで、次のステージに進める上位6チームが決まる。
3月に入り、6位アベマズを追うサクラナイツと風林火山、ビーストの下位3チームの戦いが熱を帯びている。
少しでも得な選択を重ねて、アベマズより上へ。渋川の選択に解説の仲林は「執念を感じましたね」と感嘆の声を漏らした。
元Mリーガーの朝倉康心プロは「普段の麻雀(マージャン)ではなかなか見られない光景が見られるのは、この時期ならでは。渋川さんのような選択肢の幅が広い選手は、いつも以上に目が離せない」と振り返る。
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牌図はサクラナイツ・渋川…