雪でスリップした車が衝突して折れた街路灯と道路標識=2025年2月6日午前11時30分、福島県会津若松市、斎藤徹撮影

 強い冬型の気圧配置と寒気の影響で、福島県内は6日も会津地方を中心に雪が降り続いた。いったん弱まった寒気は7日に再び流れ込む見込みで、気象庁は警戒を緩めないよう呼びかけている。

 6日午後6時時点で、積雪は只見町273センチ、金山町215センチ、南会津町南郷地区211センチ。会津若松市でも87センチに達し、雪でスリップした車が当たり街路灯と道路標識が折れる被害が出た。

 24時間降雪量(最大値)は、金山町で65センチ、南会津町南郷地区で58センチ、西会津町で57センチと、全国の1~3位だった。

 金山町では午後から吹雪となり、大志集落では住民たちが雪かきに追われていた。集落の男性(77)は「今年はいっぺんにドカッと降るので大変だ。ここに住む者の宿命なのでしょうがないが、いつまで降るのやら」と嘆いた。

 気象庁によると、7日午後6時までに予想される24時間降雪量は、会津山沿いで80センチ、平地で60センチ。中通りは山沿いで40センチ、平地で20センチ。会津地方は8、9日も30~70センチの雪が降る見込みで、落雪やなだれ、停電などに注意が必要としている。

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