「青森りんご植栽150周年記念」のロゴマーク(メインデザイン)。文字部分やリンゴの数などには様々なタイプがある=青森県りんご果樹課提供

 今年は青森県にリンゴが植えられて150周年。節目の1年の始まりを記念した「青森りんご植栽150周年記念キックオフイベント」が25日、青森市の県観光物産館アスパムで催される。

 青森県が主催。ご当地アイドル「りんご娘」や、ともに元りんご娘で、タレントの王林さん、アーティストのジョナゴールドさんらが来場する。ステージでは、午前11時からのオープニングセレモニーで「キックオフ宣言」を行った後、ジョナゴールドさんのミニライブ(正午~)やリンゴを使った料理のレシピ紹介・実演、王林さんとリンゴ農家のミニトークショー(午後2時~)、りんご娘のミニライブ(同2時半~)などが予定されている。

 会場内には、リンゴを使った飲食品の販売コーナーや工芸などの体験コーナー、リンゴ栽培の歴史がわかるパネル展示&クイズラリーのコーナーなども設けられ、午前10時から午後4時まで楽しめる。入場無料。

 県りんご果樹課の担当者は「今年が青森りんご植栽150周年の記念の年だと広く知ってもらい、機運を盛り上げていきたい」と話す。県は150周年記念の共通PRロゴマークを作成し、民間企業や市町村、関連団体などにタイアップ企画の実施を呼びかけている。

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 神戸市に本社を置く老舗ベーカリー「ドンク」が植栽150周年を記念したメモリアルパンを考案し、全国の店舗で販売を始めている。2013年から青森県りんご対策協議会とタイアップして毎年開催している「青森りんごフェア」の一環で、31日まで。

 商品名は「青森りんご植栽150周年メモリアルパン~青森りんごとくるみ~」。青森のリンゴ農家が育てた「ふじ」にクルミを加え、中はふんわりと柔らかく、外はカリッとした食感に焼き上げた。県産リンゴならではの風味を存分に味わってもらえるようにと、ドンクの職人がレシピを考え、商品化した。

 長さ約80センチのパンを店頭でカットして販売し、価格は1カット(8分の1本)税込み432円。フェアは全国に計146店舗ある「ドンク」「ドンクエディテ」で催され、期間中は他にも、青森県産の「ふじ」や「王林」を使ったパンの数々が店頭に並ぶ。

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