児童文学作家の中川李枝子さんが14日に亡くなりました。歌人の俵万智さんは、中川さんのデビュー作「いやいやえん」を子どもの頃に愛読。さらに、大人になってから子育てを通して再び出会い、助けられたといいます。お話を伺いました。

  • 作家・中川李枝子さん死去 絵本「ぐりとぐら」やトトロ「さんぽ」

 息子が4歳の時、幼稚園に行きたくない、と言い出したことがありました。年少児の時は「皆勤賞」だったので、親としては病気でもないのに休むのはもったいない、という気持ちでしたが、ここで無理強いしてもしょうがない、とふたりで気晴らしに近所の図書館に行きました。

俵さんが感じた、中川李枝子さんの物語の力

 そこで懐かしい本が目にとまり、一緒に読んだのが「いやいやえん」です。

 息子はちょうど主人公のしげ…

共有
Exit mobile version