展覧会の冒頭、若い男性の自画像がずらりと並んでいる。少し気負ったようにあごを上げ、こちらを見据える目をしたものが多い。傍らのキャプションには享年24、享年25、享年23と記されていて、息をのむ。第2次世界大戦の戦地で、あるいはそこでの病や傷で命を落とした画学生や、画家になりたての青年たち。長野県上…

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