藤田晋チェアマン(前列左)に優勝シャーレを返す、昨季の優勝チーム・パイレーツの小林剛©Mリーグ

 麻雀(マージャン)を頭脳スポーツとして打ち出すプロリーグ戦「Mリーグ」が16日、開幕した。ゼロギャンブル宣言とともに始まったリーグ戦は7年目を迎えた。

 Mリーグは2018年、麻雀の負の側面を払拭(ふっしょく)し、頭脳スポーツ化させる理念を掲げて発足した。Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏が最高顧問を務めており、この日の開幕式でも川淵氏が開幕を宣言した。選手には違法賭博との決別が課されており、健康・安全にプレーできる環境整備や、世代間の交流促進を目指すリーグの趣旨に賛同して、朝日新聞も主要スポンサーとして、創設当初から関わってきた。

 昨季に引き続き、今季もテレビ朝日やコナミ、KADOKAWAなどが運営する9チームが参加。それぞれ男女混合で4人の麻雀プロと所属契約を結んでいる。選手はドラフト指名で加わる。今季はフェニックスが選手の入れ替えを行い、新たに現最高位の竹内元太、前雀王の浅井堂岐の2人が加わった。オフシーズン中は各チームで新戦力への対応を話し合う場面も見られた。

 昨季はパイレーツが全9チームによるレギュラーシーズン、上位6チームのセミファイナル、上位4チームのファイナルの全てを1位で通過し、史上初の「完全優勝」を達成。勢いを止められるチームが出てくるかどうかがシーズンを通しての見どころだ。(前田健汰)

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