抽選で選手宣誓を引き当てた選手が手を挙げた=2024年6月22日午後2時26分、山口市小郡令和1丁目、青瀬健撮影

 第106回全国高校野球選手権山口大会の組み合わせ抽選会が22日、山口市のKDDI維新ホールであり、53チーム(56校)の対戦相手が決まった。大会は7月13日に開幕し、地区予選を勝ち抜いた8チームが22日から始まる決勝大会に進む。決勝は27日午前10時からの予定。

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 抽選会に各校の主将が集まった。今大会から、シード8校は前年秋と春の県大会の結果を基にポイント制で決める。第1シードから順に宇部鴻城、高川学園、西京、下関国際、柳井学園、南陽工、周防大島、早鞆となった。シード校以外の各校の主将が順にくじを引いていった。

 今春の県大会を制し、夏の連覇をねらう宇部鴻城のブロックは、今春8強の早鞆や左の好投手を擁する宇部工が入り、好試合が期待できる。総合力で優位に立つ宇部鴻城の三牧琳太郎主将は「対戦相手に関係なく、自分たちの野球を貫き、頂点をめざしたい」と意気込みを語った。

 昨秋の県大会で優勝した高川学園のブロックに入った周防大島は秋春ともに8強で爆発力を秘める。昨年の選抜大会で甲子園初勝利を挙げた光、徳山商工や誠英も注目。

 今春の県大会準優勝の西京のブロックは最激戦区だ。昨夏準優勝の南陽工、ともに秋8強の桜ケ丘と下関西、まとまりのある宇部商など多くのチームに勝機がある。

 2022年夏の甲子園大会で準優勝した下関国際と昨秋4強の柳井学園が同じブロックに入った。初戦でぶつかる岩国商と岩国工は実力校同士の好カード。

 選手が9人に満たない下関中等教育、高森、岩国総合、山口農西市は4校連合チームとして戦う。

 開幕日に4球場である開会式での選手宣誓は、絆スタジアムが大島商船高専、津田恒実メモリアルスタジアムが桜ケ丘、ユーピーアールスタジアムが山口、オーヴィジョンスタジアム下関が下関工科の各主将に決まった。

 入場料は大人千円、高校生100円、中学生以下は無料。学校応援による団体入場は無料。未就学児1人につき大人1人無料になる「みらい割」がある。(三沢敦、青瀬健)

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