エスコンフィールド北海道で開かれた昨夏の南北海道大会決勝。来夏の第107回大会は北大会も再びエスコンを使用する

 北海道高野連は全国高校野球選手権大会の南北海道大会、北北海道大会について、2年後の第108回大会から地区大会(支部大会)を廃止し、南大会と北大会のそれぞれでトーナメントを一本化する。15日に開かれた理事会で決めた。また、来夏の北大会は準決勝と決勝をエスコンフィールド北海道で開くことも承認された。

 道高野連によると、トーナメントを一本化するねらいは、甲子園出場までの試合数の差を1試合までとし、各地区間の不公平を是正するため。

 南・北大会とも、1、2回戦は従来通り、南の4地区(札幌、函館、小樽、室蘭)、北の6地区(旭川、北見、十勝、釧根、名寄、空知)で実施。3回戦からベスト8(5回戦)までを南・北とも2球場ずつで実施する。準決勝と決勝はエスコンフィールド北海道で開催し、甲子園への出場校を決める。

 南大会の2球場は札幌のモエレ沼球場と函館オーシャン、北大会の2球場は旭川スタルヒンと十勝の帯広の森での試合を予定している。

 また、エスコンフィールド北海道での開催について、第105回大会は同球場の開業を記念し、南北そろって実施したが、北は第106回を旭川スタルヒン球場に戻していた。第107回からの3大会は再びエスコンを使用する。(能田英二)

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