佐賀県内の高校生たちがアイデアを出し、開発にも携わった手のひらサイズの超小型人工衛星(キューブサット)「SaganSat(サガンサット)0号機」が日本時間の8月29日午後6時45分、国際宇宙ステーション(ISS)の日本の宇宙実験棟「きぼう」から宇宙に放出された。
0号機の計画は、県が宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携し、宇宙教育を通じた次世代の育成を目指す「JAXAGA(ジャクサガ)スクール」の一つで、九州工業大(北九州市)が協力した。
衛星の使い道(ミッション)のアイデア公募で採用された唐津東、武雄、早稲田佐賀に有田工業、北陵を加えた5校の生徒が参加。4年越しで完成した0号機は、8月5日に米国からロケットで打ち上げられ、ISSに運ばれた。
29日は、各校を代表する生…