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ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部で1日、ストルテンベルグ氏と握手をするルッテ新事務総長(右から2人目)=ロイター

 北大西洋条約機構(NATO)の新たな事務総長に1日、ルッテ前オランダ首相が就任した。10年間にわたり事務総長をつとめたストルテンベルグ氏の後を継いだルッテ氏は「NATOをより強固なものにし、より複雑になる世界に同盟を適応させる」と語った。

 ベルギーのブリュッセルのNATO本部で同日、式典があった。ストルテンベルグ氏はNATOの最高意思決定機関「北大西洋理事会」の会議が開かれる部屋で、ルッテ氏に議長が使用する小づちを手渡し、「偉大な事務総長になるための完璧な経歴と経験を持っている」と激励した。

 記者会見に臨んだルッテ氏は、「ウクライナへの支援はわれわれの安全保障への投資でもある」と話し、強固なウクライナ支援の継続を確認した。

 ウクライナが求めている、欧米各国から供与された兵器でロシアの軍事拠点を攻撃することについて、「ウクライナには自衛権がある」との見解を示しつつ、その求めに応じるのはそれぞれの国が判断することだとした。

 11月の米大統領選では、N…

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