沖縄県沖縄市で来月23日と24日に、「2.24音楽祭 2025~沖縄からアジアの平和を~」が開かれる。米軍普天間飛行場の移設計画が進む名護市辺野古の海の埋め立てをめぐり、県民投票が行われてからもうすぐ6年。「県民投票の意義や沖縄の基地、未来のことを、音楽をきっかけに県内外の人と考える機会にしたい」と、実行委員会代表で、一橋大学大学院生の元山仁士郎さん(33)は話す。
古謝(こじゃ)美佐子&佐原一哉、ASA―CHANGとエマーソン北村、七尾旅人ら国内アーティストに加え、中国・北京から閻玉龍(イェンユイロン)、台湾からeverfor、香港からROOM307を招く。トークイベントには津田大介、せやろがいおじさんらが出演する。入場無料。
元山さんは県民投票の実施を求めて「『辺野古』県民投票の会」を立ち上げ、署名運動などに取り組んだ。投票は2019年2月24日に行われ、7割超が埋め立てに反対の意思を示したが、その後、国は結果をかえりみず、工事を進めている。
イベントは7回目。今回の会場は沖縄市のミュージックタウン音市場(23、24日)とコザゲート通り(24日)。一般からの寄付金などで運営しており、1月23日までクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」での寄付も募っている。