韓国の最大野党・共に民主党が、弾劾(だんがい)訴追された尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の権限代行を務める韓悳洙(ハンドクス)首相への圧力を強めている。同党の主導で可決した法案の公布などをめぐり24日、応じなければ韓氏に対する弾劾手続きも辞さない姿勢を改めて明確にした。韓氏は難しい判断を迫られることになり、代行体制は綱渡りの政権運営が続く。

 共に民主党が公布を求めているのは、尹氏が出した「非常戒厳」をめぐる内乱事件と、尹氏の妻の金建希(キムゴニ)氏をめぐる疑惑を特別検察官に捜査させるための法案。韓氏は1月1日までに公布するか、拒否権を行使して国会に再議を求める判断をしなければならない。

 共に民主党は22日、韓氏が24日までに公布しない場合は「即時に責任を問う」と表明したが、政府は24日の閣議でこれらの法案の扱いを決めなかった。

 反発した共に民主党はいった…

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