韓国外交省は28日、今年2月に国交を樹立したキューバと協議し、双方に在外公館を設置することで合意したと発表した。韓国は、北朝鮮の「兄弟国」と称されたキューバとの外交関係を着実に深め、北朝鮮の孤立化を図る狙いとみられる。
韓国外交省によると、同省の代表団がキューバを訪問し、それぞれ首都のソウルとハバナに在外公館を設置することで合意したという。公館開設に向けて、韓国側はハバナに臨時の事務所を設けて要員を派遣するとしている。
韓国とキューバの外交関係は、1959年のキューバ革命を経て長く断絶していたが、今年2月に国交を樹立した。(ソウル=太田成美)