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栃木県

 宇都宮市の公立中学校の50代の教諭が陸上競技の練習をしていた生徒に「殺すよ」などと発言していたことがわかった。校長が教諭に厳重注意した。

 市教育委員会によると、教諭は陸上部の顧問で、昨年9~10月、駅伝大会の練習中に生徒15人に対し「けがをしたりインフルエンザにかかったりしたら殺すよ」などと3、4回にわたり発言したという。

 教諭は複数の中学校から選抜される自治体対抗の中学駅伝大会のチームの指導役で、今月19日の練習中にも生徒7人に「けがしたら殺すって感じだよね」と言ったという。今月、市教委にこの件についての匿名の連絡があり発覚。教諭は7人の生徒に「不快な思いをさせて申し訳ない」と謝罪した。

 その後、生徒15人への発言も明らかになり、一連の発言について校長が教諭に厳重注意した。教諭は「体調を万全にして臨んでほしいとの思いから出てしまった」と説明しているという。

 市教育委員会学校教育課は「不適切な発言であると考えている。二度と同じことが起きないように教諭を指導したい」と説明している。

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