大阪地検特捜部に業務上横領罪で起訴され、無罪となった不動産会社「プレサンスコーポレーション」元社長・山岸忍さん(61)が国に賠償を求めた訴訟の弁論が29日、大阪地裁(小田真治裁判長)であった。山岸さんは「捜査のどこにミスがあったのか、公平かつ厳正に判断してほしい」と意見陳述した。
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訴訟では、元部下の担当検事が「検察なめんな」などと怒鳴り続けた取り調べ映像の扱いが争点の一つになり、最高裁の今月16日の決定で、捜査の違法性判断のため国が約18時間分を提出することが決まっている。
弁護団は問題の部分を抜粋して次回12月の弁論に証拠提出する予定で、閉廷後、代理人の中村和洋弁護士は「法廷でも流してくれると思っている」と話した。
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