千葉県館山市で、無添加無農薬のキクラゲ栽培が始まった。
場所は、2017年に閉校した旧富崎小学校の校舎だ。
サプリメントなどの原料になる食物を栽培している「ビタミンファーム」(東京都港区)が市から施設を無償で借り受けた。
食材として販売する一方で、多くはキクラゲに含まれるビタミンDを抽出してサプリなどの原料として供給する。
菌床並ぶが、黒板そのまま
昨年12月20日。
「館山旧富崎小学校ファーム」が市や報道の関係者らに公開された。
旧教室の中にはパイプの棚が設置され、雑菌の混入を防ぐためにビニールで覆っている。棚にはキクラゲの菌床が並び、湿度を保つためにタイマーで定期的にシャワーが降り注ぐ。
黒板などがそのまま残されていて、かつて教室だったことをうかがわせる。
少ない国内産 大半は輸入
同12月から2部屋の旧教室…