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お祭りムードを盛り上げる立高祭の正門と立て看板=2024年9月7日午後2時59分、立川市、上田学撮影
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【連載】高校思い出クリック~青春群像記~

高校をシリーズで紹介する企画。今回は東京都立立川高校の3回目です。

 「綺羅(きら)新風」。東京都立立川高校で昨年9月に開かれた文化祭「立高祭」のテーマだ。全校から匿名で募り、実行委員会内で話し合って決まった。実行委員長の堤陽太さん(2年)によると「今までとは違う新しい風を吹かせて、輝いてほしいという意味が込められています」。

 立高祭は体育祭、合唱祭、演劇コンクールに並ぶ4大行事の一つだが、2020年はコロナ禍で中止に。完全公開での再開は23年からで、どの生徒も以前の立高祭に参加していないことから、このテーマを掲げた。

 迎えた当日。正門をくぐると、各学級や団体の出し物を宣伝する立て看板や垂れ幕が並ぶ。廃病院や廃校を模したお化け屋敷、カジノや花札といったゲーム、射的や輪投げなど昔ながらの遊びが楽しめる縁日……。各教室には工夫を凝らした装飾が施され、プラカードを手にした生徒らが声を張り上げて客を呼び込む。

 なかでも一般客や審査員から…

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