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東京都内の35の大学と高等専門学校の吹奏楽部が加盟する「東京都大学吹奏楽連盟」(花村温子理事長)が26日、練馬区の練馬文化センターで合同演奏会を開く。加盟校から約330人の有志が参加し、座奏やアンサンブル、マーチングなど多彩なプログラムを用意している。大学の垣根をこえて練習に励んでいる。
合同演奏会は今年で64回目。都大学吹奏楽連盟は全国でも珍しく学生を中心に運営されている。自部門のコンクールの主催だけでなく、中学生部門など他部門の運営補助や、合奏練習の講習会なども行う。年々加盟校は増えており、合同演奏会に参加する人数も昨年より60人ほど増えた。大学によっては少子化の影響で吹奏楽部員が少なく、大編成での演奏が難しい場合もあるという。普段の部活では演奏できないようなダイナミックな曲にチャレンジできたり、他大学の演奏に刺激を受けたりできる貴重な機会となり、参加者が増えているという。連盟理事で、今回の演奏会の実行委員長の立正大の中沢翔大さん(4年)は「ここでの出会いは一生もの。演奏面でも刺激を受けるし、それぞれの部活運営の悩みなども相談できる。学生ネットワークのような存在です」と話す。
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