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国公立大学の2次試験(前期日程)が25日、道内でも始まった。JR函館線・千歳線の白石―苗穂間で朝に起きた人身事故を受け、北海道大学や小樽商科大学は試験の開始時間を2時間遅らせて対応するなど影響が広がった。
道内で最も志願者が多い北大では、試験開始が午前9時から同11時となり、終了は午後5時半から同7時半となった。全試験におよぶ時間の繰り下げは、東日本大震災(2011年)の翌日の後期日程の試験時に1~2時間繰り下げて以来のことだという。北大広報部によると「試験は無事終了した」という。
北大では、1931人の募集人員に対し、5248人(平均倍率2.7倍)が出願している。
北大の学部別入試では、獣医学部の倍率が4.5倍と最も高く、次いで歯学部が4.1倍、医学部保健学科理学療法学専攻が4.0倍だった。北大の前期日程の合格者は3月6日に発表される。