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織田信長(1534~82)の居城・岐阜城跡の発掘調査を進めている岐阜市は、山上部の「上台所(かみだいどころ)」と呼ばれる高台の近くから、コの字状に築かれた巨石石垣と石垣を発見したと発表した。信長の義父・斎藤道三(1494?~1556)が岐阜城の前身・稲葉山城の主だった時代のものとみられ、上台所に重要施設があった可能性が高いとみている。
昨秋から続けている2024年度の発掘調査で判明した。巨石石垣と石垣は裏込めの構造から、同時に造られたものと分かった。道三は山上部玄関口の城門「一ノ門」などでも巨石石垣を使っており、石垣の積み方から道三時代の構築とみている。
現場は、現在は通信施設が立っている上台所のすぐ北側にあたる。
上台所は江戸時代に描かれた絵図「稲葉城趾之図(いなばじょうしのず)」に天守などと共に「台所」として記載があるが、言葉の意味や何が立っていたかなど詳細は分かっていない。
一方、23年度の調査では巨…