トランプ米大統領は27日、メキシコとカナダへの25%関税を「予定通り3月4日に発動する」と自身のSNSへの投稿で表明した。カナダではトランプ氏への反発が広がり、米国製品の不買運動も起きている。一方、メキシコ政府はトランプ氏に従順な姿勢をアピールし、発動阻止の働きかけに必死だ。
カナダのトルドー首相は27日、関税が課されれば「即座に極めて強い対応をとる」と反発した。「カナダ人の期待に応える」とし、発動されれば報復関税で応じる方針をあらためて示した。
カナダに関税を使った圧力をかけ、「米国の51番目の州」と揶揄（やゆ）するトランプ氏に対し、カナダ国民の反発は強い。年内に総選挙を控えるなか、トルドー氏もトランプ氏に弱腰な姿勢をとれない事情がある。
バーボンなど米国産品の不買…
