誰にも悩みを相談したくない、解決できないと思う――。そんな実態が、困窮する若者の支援に取り組む認定NPO法人「D×P(ディー・ピー)」(大阪市)などの支援団体が16日に公表した調査結果で明らかになった。支援団体は、若者に身近なSNSやメールなどによる無料の相談体制の整備を訴える。
支援団体は昨年10月から今年2月にかけてアンケートを実施。デジタル技術を用いて積極的に働きかける「アウトリーチ」型の支援事業として行った。
アンケートには主に10~30代の2347人が回答した。19.7%が男性、77.3%が女性だった。
「どのような人や場所なら相談したいか」と複数回答で尋ねたところ、全体のうち53.4%が「無料で相談できる」、41.7%が「匿名で自分が誰かを知られずに相談できる」と答えた。
15~19歳の回答者(48…