読売新聞社は28日、国内の上場企業333銘柄で構成する「読売株価指数(読売333)」をつくり、来年3月から公表を始めると発表した。日本の代表的な指数として定着している日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)とは違う算出方法を採用し、国内投資の選択肢を広げたいとしている。

 株価指数は、株式市場の値動きを表す指標。国内の大企業225銘柄の株価をもとに算出した日経平均や、より幅広く約2千銘柄の時価総額をもとに算出するTOPIXが広く使われている。

 日経平均は、株価の高い銘柄(値がさ株)ほど影響力が大きく、TOPIXは時価総額が大きい銘柄(大型株)の影響を受けやすい特徴がある。読売新聞社によると、新指数は構成銘柄をすべて同じ比率で組み入れる算出方法「等ウェート型」を採用する。構成銘柄の平均的な値動きを反映しやすいとしている。

 構成する333銘柄は国内取…

共有