2017年に始まったJR四国の観光ツアー「四国家のお宝」が12月にも100回を迎える。四国の自治体などと連携し、各地に眠る地域資源を掘り起こしたストーリーをたどるユニークなツアーだ。100回を前にツアーに同行し、人気の秘密を探った。

 「なぜ、静御前は讃岐で晩年を過ごしたのか?」。香川県さぬき市を中心に15日にあった97回目のツアー。JR志度駅に到着した11人の参加者を大山茂樹市長らが出迎え、JR四国のスタッフがNHKの人気番組「ブラタモリ」さながらに、巻物を解いて本日のお題を発表した。このツアーは中村修副市長の発案というが、人気があって何度も実施されている。

写真・図版
「今日のお題」の書かれた巻物を広げるJR四国のスタッフ(右)=2024年11月15日午前10時34分、香川県さぬき市志度、福家司撮影

 参加者は、市内の日本料理店…

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