西部ガスは28日、液化天然ガス(LNG)の受け入れ拠点「ひびきLNG基地」(北九州市)で、3基目のタンクを建設すると発表した。LNGは、石炭・石油と比べ、二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない。燃料として工業用の需要が高まっており、基地の貯蔵能力を強化する。
3基目の投資額は約500億円で、2029年度上期から運転を開始する予定。既存の2基(いずれも容量18万キロリットル)の隣に設け、容量は23万キロリットルにする。九州や山口県で、新工場での採用や、既存工場での石炭や石油からの置き換え需要を見込む。また、アジアなど海外向けビジネスも拡大する。
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