再審公判を終えて記者会見する袴田巌さんの姉秀子さん(右)と弁護団事務局長の小川秀世弁護士=2024年4月24日午後5時5分、静岡市葵区、小山裕一撮影
  • 写真・図版

 静岡県旧清水市(現静岡市清水区)で一家4人を殺害したとして強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審公判が24日、静岡地裁であり、検察側の立証と弁護側の反証がほぼ出そろった。5月22日の次回公判では、検察側の論告・求刑と弁護側の最終弁論があり、結審する。

 24日の第14回公判では、犯行着衣とされた「5点の衣類」に付着した血痕のDNA型について、双方が主張を展開した。「鑑定可能なDNAが失われていた」などと訴える検察側が、証拠の内容を説明した一方、弁護側は本田克也・筑波大教授の鑑定から「袴田さんとは別人のDNA型が検出された」と主張した。

「5点の衣類」巡り、主張は対立

 昨年10月に始まった再審公…

共有