台湾の初代総統・蔣介石のひ孫で、野党・国民党のホープと目される蔣万安・台北市長(45)が15日、市長就任以来、初めて日本を訪問した。自民党本部で麻生太郎副総裁らと面会し、日台交流の深化を確認した。
蔣氏は党本部を訪れると、国交のない台湾との交流窓口を長年担ってきた党青年局の鈴木貴子局長と面会。鈴木氏は「台北でなく台湾を代表するホープ」と蔣氏を持ち上げた上で、台湾有事を念頭に「安全保障で一番大事なのは平時の交流であり、備え。これは人間関係も一緒だ」と語った。蔣氏は「青年局は台北市長の古い友人だけでなく中華民国の古い友人でもある。今後とも協力し合い、未来を切りひらいていきたい」と応じた。両氏は今後の交流のあり方に関して意見を交わしたという。
麻生氏とも面会した蔣氏は…