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青山繁晴参院議員=2024年8月23日午後5時6分、国会内、岩下毅撮影

 自民党大阪府連は、10月の衆院選で落選して辞意を表明した府連会長の谷川とむ前衆院議員の後任に、青山繁晴参院議員(比例代表)を充てる方向で最終調整に入った。府連に所属していない国会議員が会長に選出されるのは異例。人事案は22日の府連大会で諮られ、承認される見通しだ。

 複数の府連関係者によると、国会議員や地方議員らが出席する役員選考委員会が7日にあり、青山氏を充てる人事案を固めた。同委員会の聞き取りに青山氏も就任の意向を示しているという。

 青山氏は兵庫県出身で、共同通信記者などを経て2016年の参院選比例区で初当選し、現在2期目。党内では保守系の議員として知られる。府連事務局によると、青山氏は府連には所属していない。

 府連事務局によると、府連会長は国会議員が務める、とする内規の規定があり、これまで府連会長は府内選出の国会議員が務めてきた経緯がある。

 今回の人事の背景には、大阪…

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