聖光学院―青森山田 優勝を決め、スタンドへあいさつに向かう聖光学院の選手たち=2024年10月20日、ヨークいわきスタジアム、滝口信之撮影

 第77回秋季東北地区高校野球大会(東北地区高校野球連盟主催、朝日新聞福島総局など後援)は20日、福島県いわき市のヨークいわきスタジアムで決勝があり、聖光学院(福島)が、連覇を目指した青森山田に3―2で逆転勝ちし、7年ぶり2回目の優勝を果たした。聖光学院は各地区大会の優勝校が参加し、11月20日に開幕する明治神宮野球大会(東京・神宮球場)に出場する。

 聖光学院は2点を追う二回に適時内野安打と重盗を成功させ、同点に。七回には3番菊地政善選手の適時打で勝ち越し、そのまま逃げ切った。

 青森山田は初回に伊藤英司選手の適時二塁打で2点を先行。八回は2死満塁の好機を作ったが、三塁走者が牽制に飛び出したのが痛かった。

 優勝した聖光学院の竹内啓汰主将は「神宮大会に行くことを目標にやってきたので、負けなくてよかった」と話した。準優勝の青森山田の菊池伊真主将は「先制したことで、浮足立ってしまった。走攻守、すべてで成長した状態で、春を迎えたい」と飛躍を誓った。(滝口信之)

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