羽田空港第2ターミナルの本館とサテライトを結ぶ建物内は、自動走行の乗り物でも移動できる=2025年3月10日、東京都大田区、中村建太撮影

 羽田空港を運営する日本空港ビルデングは、全日本空輸(ANA)などの航空便が発着する第2ターミナルの本館とサテライト(別棟)を通路で直結させた。この通路沿いには国内線の搭乗口も新たに備えた。19日から利用できるようになる。

 10日、報道陣に内部が公開された。

羽田空港第2ターミナルの本館からサテライトに向かう通路=2025年3月10日、東京都大田区、中村建太撮影

 三つの搭乗口がある別棟と本館は約380メートル離れて立っている。これまではバスで行き来する必要があったが、建物同士が通路でつながったことで徒歩で移動できるようになった。定員6人の自動走行の乗り物も利用できる。

羽田空港第2ターミナルの本館とサテライトを直結する通路(左側)が新設された=2025年3月10日、東京都大田区、中村建太撮影

 また通路沿いには、五つの国内線搭乗口(50A、50B、51A、51B、52の各ゲート)を新設した。国内線の搭乗口が拡充されることを受け、これまで国内線・国際線共通で使われてきた本館南端の搭乗口(66~70番ゲート)は、今月30日のダイヤ改定後から国際線専用となる。これにより、第2ターミナルから出発する国際線は4便増えて1日34便となる。

羽田空港第2ターミナルの本館とサテライトを結ぶ建物内に新設された国内線の搭乗口=2025年3月10日、東京都大田区、中村建太撮影
羽田空港第2ターミナルの本館とサテライトを結ぶ通路には、待合用の座席も備え付けられた=2025年3月10日、東京都大田区、中村建太撮影

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