2024年12月5日、ニュージャージー州レバノンタウンシップ付近で目撃された上空の光=AP

 ニュージャージー州など米国各地で、ドローン(無人機)のような飛行物体が数多く目撃され、その正体は何かと懸念する声が高まっている。政府当局は「多くは有人の航空機の見間違いだ」と説明するが、騒動は続いている。

 「謎のドローン」の目撃情報が集まり始めたのは、11月18日からだ。当初はニュージャージー州で警察に複数の情報が寄せられ、やがてニューヨーク州やペンシルベニア州フィラデルフィアなど米東部の沿岸地域にも広がった。ドローンの正体が不明のまま、目撃証言が急増したことで、主要メディアでも大きく報道されるようになった。

 SNSに投稿された映像をみると、夜間に複数の光が空中に漂っている様子が多く撮影されている。アンディー・キム上院議員(ニュージャージー州選出)の投稿によれば、光は低空を集団で移動し、急な方向転換をした例のほか、白く光ったり点滅したりしていた。自動車ほどのサイズだったとの証言もある。

 騒動が大きくなったことで…

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