日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収案を阻止するかどうか、バイデン米大統領の最終判断が、11月5日の大統領選後に先送りされる可能性が出てきた。一部米メディアが13日、米政府高官の話として伝えた。バイデン氏が買収を阻止する方針だと報じられて以降、米国内外から強い反発が出ていた。
米欧メディアは4日、バイデン氏が近く買収の阻止に乗り出すと一斉に報道した。しかし、バイデン氏はこの件について沈黙を保ってきた。
米紙ワシントン・ポストは13日、複数のホワイトハウス高官が「そのような決定は短期的にはなさそうで、大統領選後まで行われない可能性もある」と示唆したと報道。一時は発表の準備をしていたが、その後内部の検討ペースが「鈍っている」とも伝えた。
買収阻止の方針に対する反発…