ユダヤ人入植者の銃撃痕が残る鉄板を指さすハムディ・ジヤダさん=2024年9月3日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のワディラハル

ヨルダン川西岸の村長のハムディ・ジヤダさん(48)

 私はヨルダン川西岸のベツレヘム近郊にあるワディラハル村の村長をしています。1980年代から近くで建設が進んだユダヤ人入植地は広がり続けています。

  • 【イスラエル側の声】「私たちの国、どこでも住めるはず」 実家は入植地、絶えない攻撃

 8月末には夜間に村の一軒の家が数人のユダヤ人の入植者に襲われ、駆けつけた村のパレスチナ人の若者と衝突しました。応援で加勢してきた入植者たちは武装しており、小銃を乱射して1人が死亡、3人がけがをしました。

【連載】イスラエル・パレスチナ 市民の声 ガザ戦闘1年

 イスラム組織ハマスの奇襲と、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃開始から1年。イスラエル、パレスチナの市民はどんな体験をし、いま何を思うのでしょうか。様々な立場の人びとに語ってもらいました。

 村民は入植者の攻撃を恐れて…

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