千葉LOOKで演奏する「FOUR GET ME A NOTS」の石坪泰知さん=2024年12月14日、千葉市中央区、杉江隼撮影

 氣志團やBUMP OF CHICKENなど、千葉県にゆかりのあるバンドがステージに立ってきた老舗ライブハウスがある。千葉市の雑居ビル1階にある「千葉LOOK」。前身バンドの頃から拠点として活動してきた同県四街道市出身の3人組バンド「FOUR GET ME A NOTS」でベースとボーカルを担当する石坪泰知さん(40)に、千葉LOOKへの思いやこれからついて聞いた。

有名バンドが出る憧れの箱

 ――バンドを始めたきっかけは

 中学2年の頃、ドラムの阿部(貴之)ともう1人の同級生とで、卒業生を送る会に合わせてコピーバンドの練習を始めたのが最初。高校は3人とも別々でしたけど、時間あるときに集まって続けていた。もう1人ギターコーラスがほしいってなって、元々いたギターの知り合いだった(高橋)智恵が入って4人になった。結局、結成直後に元々いたギターの体調的な事情で、スリーピースになった。

 ――千葉LOOKに出始めたのは

 19歳くらいのとき、オリジナルを作り始めたあたりで。LOOKがまだオーディションライブをしていた頃だった。

 ――なぜオーディションに参加したのか

 千葉に住んで、バンドをやっている人には憧れの箱なので。僕が最初に行ったのは、高校生のころ、銀杏BOYZの前身GOING STEADYが「さくらの唄」というアルバムのツアーで来たときだった。有名なバンドが出る憧れの箱で、僕らも出たいよね、と自動的になった。

ドア2枚開けたらすぐにホール

 ――憧れの箱に初めて立ったときは

 LOOKは有名なバンドが初…

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