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綾瀬はるか=友永翔大撮影
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 公開中の映画「ルート29」は、綾瀬はるかがみんなに愛される笑顔を封印、目立たず他人と関わらない清掃員を演じている。

 この作品に入る前、映画やドラマの撮影を1年休んだ。なぜ?

 「たまたまと言えばたまたま。長ゼリフを覚えないといけない弁護士役とかアクションの練習が必要な映画とか、その前の年はかなり仕事が詰まっていたので、次やるなら『これだ』と〝縁〟を感じるものにしたかった。ちょうどその時このお話が来て、心のロードムービーというか、その場その場にいる自分がそのまま空気感と一緒に映像になりそう。今はこういうのがいいな、と思いました」

 他者と関わろうとしない清掃員のり子と、林の中に秘密基地を作って遊ぶ風変わりな女の子ハル(大沢一菜(かな))。のり子は鳥取の病院で「死期が近い」と言う理映子から「姫路にいる娘ハルを連れてきて」と頼まれ、衝動的に引き受ける。一方のハルは初対面ののり子を「トンボ」と呼び、車に乗り込む。ふしぎな2人旅が始まる。

 笑顔を封印、ボサボサの髪に…

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