秋篠宮ご夫妻は4日、東京・上野の日本学士院で、「第21回日本学術振興会賞並びに日本学士院学術奨励賞」授賞式に出席した。
日本学術振興会賞は、独創的で創造性に富んだ研究で業績を上げ、世界をリードする研究者に成長することが期待される若手を顕彰するもので、今年度は25人が受賞。その中から6人が日本学士院学術奨励賞にも選ばれた。
授賞式で秋篠宮さまは、人類社会が抱える気候変動やエネルギー問題など困難な課題を解決するためには「多様な学術領域からの知的貢献が必要不可欠」だと指摘し、「若い世代の研究者が業績をあげていかれることは、国民にとっても大変喜ばしいことと申せましょう」などと述べた。受賞者を代表してあいさつした理化学研究所開拓研究本部の坂井南美さん(44)は、「研究者として大きな励み」と述べた。
式典後、ご夫妻は受賞者と懇談し、それぞれの研究活動などについて尋ねていた。