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静岡県東伊豆町の稲取地区で、伝統行事「雛(ひな)のつるし飾りまつり」が開催されている。
目玉は町内の素盞嗚(すさのお)神社の階段を利用した展示で、ひな段飾りとしては日本一とされる118段に、約600体の人形が並んでいる。平日でも多くの観光客が行列をつくり、写真撮影などを楽しんでいた。
ひな人形は全国各地から寄贈されたもので、赤い毛氈(もうせん)に並べられている。また、つるし飾り24点も階段に沿ってつり下げられ、木漏れ日の下で穏やかな海風に揺れる様子も見られた。
浜松市から家族4人で訪れた西本保之さん(46)は、「とても壮観です。10歳の娘がいるので、来てよかったです」と話した。
ひな段飾りは3月9日までの午前10時から午後3時に観覧できる。雨天中止。
町内では他にも、文化公園雛の館(入館料500円)、なぶらとと(入場料100円)、収穫体験農園ふたつぼり、八幡神社の4会場で、つるし飾りが3月31日まで展示される。