「ほかにやらなければならないことがある」。広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が10日、7月28日投開票の次期市長選に立候補しない意向を明らかにした。市議会との対立や会見動画がネット上で注目を浴びた元銀行員は、決断の理由をどう語り、これから何をめざすのか。
市役所で開かれた臨時会見。2期目となる次期市長選への対応に話が及ぶと、「次の安芸高田市長選挙には出ないでいようと考えています」などと切り出した。
その理由について「それこそ5期くらいやってみたい思いがある」と言いつつ、「どうしてもほかにやらなければならないことがある」。
1期4年の任期について「ばらまきをゼロベースで見直し、未来への投資に振り向けた」と行財政改革の成果を主張し、生み出した財源で小中学校の給食無償化などを実現したなどと実績を述べた。
その後、「やらねばならない…