与党担当キャップ・石井潤一郎
衆院を通過した政治資金規正法改正案はなぜ、ここまで抜け穴だらけで理念も哲学も感じられないのか。裏金事件以前から低支持率にあえぐ岸田文雄首相が、国民が求めた真相究明や踏み込んだ改革より保身を優先させた結果というほかない。
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「信頼回復のため、火の玉となって、自民党の先頭に立ち取り組む」
「『政治は国民のもの』との立党の原点に立ち返って自民党は変わらなければならない」
事件発覚を受けた直後の首相の言葉は勇ましかったが、すぐに裏切られた。
まず国民が望んだのは事件の…
