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 【神奈川】相模原市内の小中学校96校のPTAでつくる市PTA連絡協議会(市P連)は全国組織の「日本PTA全国協議会」(日P)から3月末に退会することを決めた。日Pをめぐっては、元役員が背任罪に問われるなどの問題が起き、各地で退会する動きが起きている。

 事務局によると、昨年末ごろから、日Pの運営や事務局の体制などに問題があるとして退会について検討してきた。2月26日夜に各校のPTAの正副会長や校長、副校長などが参加して臨時総会を開き、大半が退会に賛成したという。

 日Pは2022、23年度に赤字を計上し、昨年12月には内閣府公益認定等委員会から運営状況を是正するよう勧告を受けている。

 こうした状況を受け、東京都小学校PTA協議会や千葉市PTA連絡協議会が退会したほか、静岡県PTA連絡協議会も3月末での退会を決めている。

 相模原市P連は、日Pの運営状況や体制が改善すれば再び加入する考えだという。

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