国内の生命保険8社の2024年9月中間決算が25日、出そろった。円安の影響などで7社が前年同期比で増益だった。金利の上昇を受け、顧客に約束する利回り(予定利率)を引き上げる動きが活発化。販売増につながった社もあり、売上高にあたる保険料等収入は6社が増収となった。
本業のもうけを示す基礎利益は7社で伸び、日本生命保険は、通期の見通しを減益から増益に上方修正した。顧客から預かった保険料の運用で、外国証券の配当金や利息が円安で膨らんだ。
一方、ソニー生命保険は運用実績に応じて支払額が変わる変額保険の売り上げが増え、将来の支払いに備えるための「責任準備金」を積み増したことで減益となった。
日本銀行による利上げに伴う…