琵琶湖では絶滅した小さな淡水魚「カワバタモロコ」を知っていますか。その研究発表が2月14日、滋賀県の彦根市立若葉小学校であった。メダカほどの小さな命を見つめた成果がたくさん披露された。

写真・図版
カワバタモロコを育てる水槽=2025年2月14日午後、滋賀県彦根市、小西良昭撮影

教室が「研究所」 研究員は3年生

 「カワバタモロコ研究所 若葉支所」

 3年1組の教室に、そんな名称が書かれた紙が掲示された。傍らの水槽で約10匹が泳ぐなか、児童23人の「研究員」たちが専門家らを前に発表した。

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