河野太郎デジタル相は31日の閣議後記者会見で、サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御(アクティブ・サイバー・ディフェンス=ACD)」の導入に向けた政府の有識者会議メンバーを発表した。大学教授や元外交官ら17人で、6月上旬に初会合を開く。
ACD導入には、憲法が保障する「通信の秘密」をどう守るかなど課題が多い。河野氏は「分野横断的に幅広く議論いただけることを期待をしている」とした。
有識者会議をめぐっては、朝日新聞を含む複数の報道機関が5月23日にメンバー16人を報道。政府関係者によると、河野氏は事前報道を問題視し、当初予定されていた24日の発表を「人選を含め検討中」として見送った。31日に発表されたメンバーは、事前報道された16人に、落合陽一・筑波大准教授が追加された。
河野氏は人選について「この…