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「昨年5月に患者のマイクを切った姿勢は、なにも変わっていないじゃないか」。12日、環境省と停滞している協議の進め方を話し合った水俣病被害者・支援者連絡会のメンバーは語気を強めた。
「マイク切り」事件の反省で、「被害者の声を真摯(しんし)にうかがい、問題解決に向けて取り組む」姿勢の表れとして、伊藤信太郎環境相(当時)の肝いりで始まった実務者協議。だが、日程はなかなか決まらず、最近は環境保健部長ら上役の不在も常態化している。
懸案の健康調査では、調査のあり方を議論する検討会を立ち上げ、被害者側が推薦する医師をオブザーバー参加させたが、被害者側医師の話を聞いた当日に深い議論もないままに国側の当初方針に沿った方向性を示した。
そうした不満が積み重なり…