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欧州中央銀行(ECB)に展示されているユーロマーク=2023年12月14日、ドイツ・フランクフルト、寺西和男撮影

 欧州中央銀行(ECB)は12日の理事会で、3会合連続となる0.25%幅の追加利下げを決めた。インフレが落ち着き、欧州の景気も低迷しているためだ。トランプ米次期政権が対欧州で関税を強化すれば景気の向かい風となりかねず、来年も利下げが続く可能性がある。

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 民間銀行がECBにお金を預ける際の金利(預金金利)を年3.25%から3.0%に引き下げる。他の政策金利も同様に0.25%幅引き下げる。3会合連続の利下げは、リーマン・ショック後の2009年以来だ。

 昨年秋までの利上げから急速に巻き戻しているのは、インフレの鈍化を踏まえたものだ。一時10%を超えたユーロ圏(20カ国)の消費者物価上昇率(前年同月比)は11月に2.3%と、ECBがめざす2%の目標近くまで下がってきている。

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